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温泉旅行 一日目 11
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……ん?
「え…?今なんて?」
びっくりしすぎて、意味がわからなかった。
「僕を抱いてほしい」
俺の目をジーっと潤んだ目で見つめられる。
「無理、しなくていいんだよ?」
「無理じゃない。怖いことは怖いけど、でも昨日のいろの言葉とプレゼントで決心できた。この人なら大丈夫だと思ったんだよ」
俺は「そっか」と言い、光さんを起き上がらせ、自分も起き上がり、光さんの膝に乗った。
そして、光さんの首に手を回しながら、言葉を続ける。
「それは嬉しい。だけど、今日はローションとかゴム持ってきてないから、旅行が終わってから抱きたい。それじゃ駄目?」
光さんは処女のはずだから、ローションとかの潤滑剤が使わなければ、キツイと思う。
少しでも光さんの体にかかる負担を減らしたい。
「うぅ…」
「光さんを大切にしたいんだよ。だから、今日は我慢して?」
傷付けたくない。
痛い記憶で埋めつけたくない。
幸せな記憶で埋めつけたい。
「どうしても駄目…?」
珍しく引き下がらない光さん。
それはそうだろうけど…。
自分がようやくセックスしたいと思うようになって、勇気を出して誘ってくれたんだから。
それは分かってるけど、俺も譲れないから。
まあ、理性はぶっ飛びそうなくらい危ないんだけど。
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