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自傷 04
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メモを取る伊織にポツポツと話していく。
伊織は「へえ」「そこはどうしたの」と相槌を打ったり、質問してきたり興味津々だった。
「今度その様子見せてほしいな」
「お前は馬鹿か」
あんな可愛い光さんは誰にも見せたくない。
馬鹿なことを言う馬鹿に、一発肩パンした。
「いったーっ。ケチだなあ」
「けちんぼ」とブツブツ言ってる馬鹿は放っておこう。
「でもさー、色葉がタチって意外。ネコで想ぞ…ごほっ。受けだと思ってた」
「もう一発肩パンされたいの?」
俺で想像するとか、キモすぎる。
いや、伊織はもともとか。
「いえ…十分です…」
「話戻すけど、俺もネコだと思ってたよ。身長も光さんより低いし、外見もこんなだし。でも光さんが抱かれたいって言ったんだ」
可愛いと言われる俺と、イケメンと言われる光さんのどっちがネコだと思うかって聞かれたら100%の人が俺を選ぶと思う。
「もし、皆月さんが抱きたいって言ったらどうする?」
「別に俺はいいよ」
光さんも男だから、俺を抱きたいと思っていても仕方がない。
だからそう言われたときは、「いいよ」と即答すると思う。
「そっか〜。受けになった時も教えてね」
「はいはい」
そういう事があるのかは分からないけど。
それから俺は伊織の手作りの昼食を食べて、13時には光さんの家に帰った。
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