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いきなりの朝勤 07
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「まあ、明日も休みだし今日はベッドでゴロゴロしていようよ」
包帯は明日買いに行けばいいか。最悪コンビニで買えばいいし。
「そうだね」
ちゅ…と光さんにキスを落とし、頭を撫でてあげる。
「ふふ。いろ大好き」
「俺もひかさん大好きだよ」
「あっそういえば、色葉くん」
「なにー?」
「誕生日プレゼント何が欲しい?」
あーそういえば、来月誕生日か。
ようやくお酒が飲めるようになる。
「俺と一緒にお酒飲んでほしいな」
「物だよ物!」
俺は物欲が強くて、何でも欲しくなってしまう。そのせいで欲しいものをあげるとキリがない。
去年もすごく悩んだ。
光さんがキラキラしながら俺を見てくるから悩む。
物かー…。
物なー…。
指輪は俺があげたし…。
あ、ピアスがいいかな。光さんも開けているし。
「お揃いでさ、ピアスが欲しいな」
お互い働いているときはできないけど、休みの時は出来るし。
俺の提案に光さんは「分かった!」と頷いた。
「今年はちゃんと色葉くんの誕生日祝えそうで嬉しいな」
「そうだね。去年会ってもらえなかった時期とちょうど被ったからね」
この会ってもらえなかった時期というのは、自傷癖のことを知らなくて、会うのを断られていた時期。
「僕、隠すのに必死だったから」
光さんは少し恥ずかしそうにして、俺の胸に顔を埋めてきた。
可愛い。
「知ってる」
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