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光の浮気 08 side 伊織
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「ねーねー!これで良かったかな?俺、怖かったー?」
隣にいたゆーちゃんを見ると、少し笑っていた。
「怖かったよ」
「それならよかった!皆月さん来たらバイトに戻ろっか」
「うん!」
こうして俺たちが片付けをしていると、息を切らした皆月さんが来た。
息が切れているから、急いで来たのだと思う。
「色葉くんは…?」
「まだトイレにこもってます。色葉くんには何も言ってません。そのうちトイレから出てくると思います」
いつも温厚なゆーちゃんが冷たく言う。
皆月さんは、困った顔で「ごめんね」と謝ってきて、それを聞いて俺たちは色葉の家から出た。
本当は会って一発くらい皆月さんのこと殴りたかったけど、色葉が悲しみそうだから、今回はやめておいた。
今回は、ね。
「色葉たちどうなるかなー」
「バイト終わるまでに仲直りしたら、二人で来るんじゃないかな。バイト終わるまでに連絡も二人も来なかったら、突撃訪問第二弾だね」
「そうしよー!」
「じゃあ、夕勤の人に謝って今からバイトに行こうか」
「…はーい」
そう。俺たちは夕勤の子に残業させて、色葉の家に行った。
店長と夕勤の子に相談して、夕勤の子は快く残業してくれた。
うちのバイト仲間は仲間思いでしょ?
そんなことを思いながら、二人でバイト先に向かった。
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