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光の生まれた日 08
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光さんは俺より食べていたから、ケーキは食べられないだろうと思ってた。
「ケーキあるんだけど、光さんもう食べられないよね?」
「え?食べる」
光さんは「当然でしょ?」という顔で見てくる。
甘党の人ってみんなこんな感じなんだろうか。俺の周りに光さん以外に甘党がいないから分からないんだけど。
「了解!」
先にさっき使った食器を洗ってしまい、それからケーキを食べる準備した。
とりあえず皿とフォークだけを並べる。
「ねー!ひかさん目ぇ瞑っとってー?」
「ふふ。分かった」
俺のお願いを光さんは聞いてくれて、目を瞑ってくれた。
それを確認して、光さんに渡すプレゼントとケーキを光さんの目の前に置いた。
喜んでくれるかな。
ドキドキする。
後ろから光さんに抱き付いて声を掛けた。
「もういいよ。開けて?」
「………っ!」
目を開けた光さんは目の前にあるものを見て、とびっきりの笑顔で「ありがとう」と振り向いた。
喜んでくれた…。よかった。
「手作りのケーキ嬉しい!このプレゼントも!本当にありがとう!」
「どういたしまして!プレゼントはね、今更だと思ったけど名刺入れにしたんだよ」
「ふふ。早速明日から使うね」
「うん!」
光さんが嬉しそうだと俺まで嬉しくなって、口元が緩みっぱなし。
そしてケーキをじっと見て「食べるの勿体なーい」と言っている光さん可愛い。女子か。
光さんはケーキの写真を撮ってから食べ始めた。
俺は一口だけ食べてあとは光さんにあげた。
元々光さんのために作ったしね。
ケーキを食べる光さんは幸せそうだったから、その様子の写真を撮った。
可愛いし格好いいし、本当この人モテそう。
会社での光さんがどんな感じかは知らないけど、これはモテるんだろうな。
まあ、俺の恋人だから誰にもあげない。
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