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突然の姉のお誘い 01
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※暫く方言が入ってきます。
分からないところがありましたら、お気軽にお聞きください。
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突然、姉の椿(つばき)から連絡がきた。
『色葉の彼氏に会いたい!颯斗(はやと)も会いたがってるから今度家に連れてきてー』
颯斗さんは椿の旦那さんで、二人の間には鈴音(すずね)という5歳の男の子がいる。
椿は熊本の実家の近くの一軒家住んでいて、歳は8歳離れている。
『家に連れてきてって…熊本まで行くの大変だし嫌だよ』
交通費掛かるし、光さんだって休日は休みたいはず。
椿は何を言ってるんだか。
そう思って洗濯物を干していると、今度は着信音が鳴って、確認してみると椿からだった。
「はい」
『お願い連れてきてよー!』
「会いたかなら椿が来なよ」
『それも考えたんだけどねぇ…鈴音が色葉と動植物園に行きたかって聞かんとよ』
「何で俺?!しかも何で動植物園?!」
遊園地じゃなくて?!
『知らんよ。泊まるところも交通費も入園料も私が二人分出すけん、お願い!』
椿は頑固だ。
俺たち三兄弟の中で一番頑固。
引き下がってくれないだろうから俺が折れるしかない。
「泊まるところだけ提供してくれたらよかけど…はぁ…光さんに聞いてみるけん」
期待はせんでね、とため息まじりに言った。
『ありがと!じゃあ連絡待っとるねー!』
「はーい。じゃあね」
通話を終え、スマホをジーッと見つめる。
本当にどうしよう。
今日光さんの家に行く予定はなかったけど行こうかなあ…。
椿とは歳が結構離れているから仲がいい方。
というか俺たちみんな仲がいいと思う。
三人で買い物とかもよく行ってたし。
ただ、喧嘩するときは結構酷い。特に俺と椿が喧嘩したときが。
歳が離れていても関係ない。本気で喧嘩になる。
脱衣所のドアのガラスを割って怪我したり、物が壊れたりする。
ガラスを割ったときは、さすがに父親に怒られた。
今はほとんど喧嘩しなくなったけど…。
ってそれより椿のお願いを光さんに伝えないと行けないんだった。
洗濯物を干し終え、光さんの家に向かった。
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