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海デートと縮まる距離 01
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久し振りのドライブデート。
隣で運転する光さんは、やっぱり綺麗で格好いい。
「どこに行きたい?」
「んー…恋人らしく海に行きます?」
「ふふ。そうだね。じゃあ、少し遠めの海浜公園まで行きまーす」
「お願いしまーす!」
遠めって言っても都市高乗ってすぐのところだと思う。
光さんと海デートってしたことないから予測でしかないけど。
途中にあったコンビニで飲み物を買って海浜公園に行った。
そしてベンチに二人で座った。
「ここ来たの初めて。光さんはここに来たことある?」
コンビニで買った物を袋から出して「はい」と飲み物を渡すと「ありがとう」と光さんは受け取る。
「うん。大学生の頃、友達と」
「そうなんだ。ねえ光さんってどんな大学生活してたー?」
俺、社会人の光さんしか知らないから、と光さんをチラッと見てすぐに俯いた。
何も知らないわけではない。
付き合い始めてからは大学と学部や出身、誕生など一通り聞いた。
大学、学部はゆーくんと同じところで頭が良い。
俺のところは特別に頭が良いわけでも悪いわけでもないけど、光さんの出身大学は偏差値10位違ったんじゃないかな。
まあ、2年弱付き合っているんだし、少しは知っている。
それに過去を知らなくても、特に困ることなく生活出来ると思う。
実際今までそう考えていたし。
でも光さんと一緒にいるうちに段々と光さんのことは全て知りたいと思ってしまうようになってきた。
そんな俺は重いのかな。
光さんはこんな俺嫌い…?
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