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海デートと縮まる距離 05
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寝室に戻り、仰向けに横たわっている光さんのお腹の上に乗った。
「ちゃんと、濯いできた?」
「濯いできたよ?」
あーん、と口を開けて見せた。
見えもしないのに光さんは「よし。いい子」と笑う。
可愛い。
「ひかさんの笑顔可愛い〜。すっごく好き」
「そんなこと言うの色葉くんだけだよ」
「思っててもあまり言わないでしょ。俺は言うけど!」
だって本当に可愛くて好きだから。
それに俺以外に言われないでほしい。
もう自分で解してきたらしい光さん。
それに対して不満な俺。
「なーんで自分でしてくるかなあ」
一人で頑張るのは腸内洗浄だけでいいのに…。
これは今回だけではなく、ほぼ毎回のこと。
「女の子みたいに前戯が終わればすぐに挿れられた方がいいでしょ?」
「俺は解すのもしたいと!っていつも言っとるじゃん」
「だって…申し訳なくな、る…」
段々暗くなる光さんの頭を撫でながら、額、瞼、頬、顎、そして唇にキスをする。
「もうそろそろ気にしないようになってくれると嬉しいな。そうは言っても難しいよね。俺も光さんの立場なら気にするもん」
「ん…」
「ネコが嫌になったら遠慮しないで言ってね。俺がネコになるし。だからと言ってはなんですが、俺に今度からお尻は解させてください」
ね?と穴を突くと、ヒクッと動いて可愛いかった。
……俺は変態かよ。
納得していない可愛い恋人が納得するまで何度も伝えよう。
大丈夫。時間はある。
お互いを知るための時間も、伝える時間も…。
ーーーーーー勿論、愛し合う時間も。
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