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色葉くんの誕生日 side 光
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今日は色葉くんの誕生日。
昨日が敬老の日で祝日だったけど、今日は平日で僕は仕事、色葉くんは大学だった。
だから僕の仕事が終わったあと、色葉くんと外でご飯を食べて、そのあと深夜まであっているケーキ屋で二人で選ぼうという予定になっている。
『講義終わったよー!
光さんの会社の近くのグッズ屋さんで
時間潰してるね(`・ω・)』
16時過ぎに色葉くんからメッセージが届いた。
僕の定時退社の時間は17時だからもう少し。
『お疲れ様(´ω`*)
17時には退社できるから
少し待っててね!』
それだけ打って送信し、僕は17時まで仕事をしていた。
そして17時には退社し、色葉くんの待つお店に行くと、そこにはすごく幸せそうな顔をした恋人の姿があった。
色葉くんは所謂オタクというものらしく、そういうものがすごく好きだ。
最近、僕の家にも漫画を置くようになってきた。色んなジャンルを読む子だから、中には僕に合う漫画もあって、たまに読ませてもらっている。
「色葉くん、お待たせ」
ショーケースに張り付く色葉くんに声を掛けると、グッズを見る時とはまた別の幸せそうな顔をしていた。
僕はそういう彼の変化が嬉しい。
「光さん、お疲れ様!」
「ありがとう。色葉くんも大学、お疲れ様」
「ありがと!」
「何かいいものあった?」
「いや?見てて満足した!それよりお腹すいたよ!ご飯食べに行こう!」
そう言って色葉くんは僕の腕ではなく手を握って歩き出した。
見るだけで満足出来るものは買わないという考えの色葉くんにとって、見ていたものはそういうものだったらしい。
色葉くんと来たところは、チェーン店のオムライス屋。
最近、オムライスブームが到来したという色葉くんの希望でここになった。
ここで色葉くんは和風ライスにトロトロした和風ソースのかかったオムライス、僕はケチャップライスにデミグラスソースのかかったオムライスにした。
それを美味しそうに食べる色葉くんを見ていると、今日の仕事疲れも吹き飛んだ。
色葉くんの誕生日なのに、僕がプレゼントをもらっているみたいだ。
そして、夕飯を食べて家の帰り道に寄ったケーキ屋。
遅くまで開いているし、味も美味しく、僕はここのケーキが好きで、何かのご褒美という形で買って食べている。
「何が食べたい?」
「そうだなあ…。あ、このハートのムース…?のケーキ食べたい!ダメかな?」
そう言って示された赤いハートの可愛いケーキ。
もちろん僕は反対する理由はないから、それにし、プレートとロウソクもつけて貰った。
帰りは色葉くんは上機嫌で、僕と手を繋いできた。
それが嬉しくて、僕も握り返す。
「ふっふ〜ん。ひかさんと平日デート嬉しい」
「あまりしないもんね」
「スーツ姿の光さんとのデートもね!貴重!」
そんな会話をしながら家まで帰り、一緒にケーキを食べ、プレゼントを渡し、色葉くんの誕生日を終えた。
…そう思ったけど、平日なのに珍しく二人ともシたくなり、一度だけシた。
最中の色葉くんはいつもより燃えていたみたいけど、次の日も仕事の僕を気遣っていつもより優しく抱いてくれた。
誕生日を迎えるたびに思っているけど、次も二人で迎えられるという保証はない中で、こうやって色葉くんと迎えることができることがすごく幸せだと思う。
また次も迎えられますように。
「色葉くん。誕生日おめでとう」
「ありがとう。ひかさん!」
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こんばんは。アオです。
今日は色葉の誕生日でした!
おめでとー!色葉!
ということで、なんとなーく書きたくなったので書きました。
思いついたのをサラッと書いただけなので、面白くなかったらごめんなさい(´・_・`)
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