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周りからの見え方 01
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財布とスマホを持って家を出ようとしたら、鈴音も付いてきたから三人での買い物になった。
今、俺、鈴音、光さんの順で並んで手を繋いでいる。
鈴音が「お手手繋いでいきたい!」と言うからこうなった。
「いーくんと、ひーくんと僕、仲良しさん!」
嬉しそうに繋いだ手を振り回す鈴音を見て嬉しそうに笑う光さんを見ていると、俺と光さんに子供がいたらこんな感じなんだろうなって思った。
俺と光さんの子供欲しいけど、子供は作れないし、男二人では育てることも出来ないのは知っているから別にいいや。
外国に行けば男二人でも育てることは出来るのかもしれないけど、日本で暮らしたいしね。
光さんといられたらいい。
「鈴音、明日動植物園行く?」
「うん!いーくんと、ひーくんと行くとー!」
「じゃあ、明日持っていくおやつも買わないとな!」
「やったー!ひーくんも一緒に選ぼうね?」
「うん。選ぼうね」
光さんが鈴音の頭を撫でると「ひーくん好き!」と俺と繋いでいた手を離して光さんに抱きついた。
俺の甥っ子も恋人も可愛いなあ…。
離れた手は少し寂しいけど、鈴音が光さんに懐いてくれてるのが目に見えて嬉しかった。
鈴音が誰にでも懐く性格だとは知っていたけど、やっぱり心配だったから。
よかった。
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