アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
周りからの見え方 05
-
夕飯のとき梓が来て、みんなで手巻き寿司を食べた。
そして夕飯を食べ終わる頃には光さんはみんなと打ち解けたみたいで、普通に楽しそうに話している。
特に鈴音が光さんに懐いていて、べったりだ。
ずっと抱きついているから光さんは鈴音が落ちないようにと腕を回している。
…羨ましい。
「ねえ、ひーくん」
「どうしたの?」
「一緒にお風呂入らん?」
「うん、入ろっか」
鈴音は大喜びで光さんを連れて風呂に行った。
それをソファーで見送ると隣に座る梓がこちらを向く。
言いたいことは大体想像はついた。
「羨ましいとやろー?」
「羨ましかー。俺も一緒に入ってこようかな」
「それはお湯が溢れるけん椿姉が怒るよ。あ…そういえば光さん、着替え持って行っとらんやろ?持って行ってやんないよ」
「そーたいね。持って行こ」
部屋に戻って光さんのバッグから着替えを持って脱衣所に行くと鈴音の楽しそうな声が聞こえてきた。
「僕ね、まんまるレンジャー観るために、パパと7時に起きて観とるとよ!」
「すごいね。まんまるレンジャーの中で誰が好きなの?」
「レッド!格好よかけんね!」
「そっか〜」
すごく楽しそう…。
光さんこそ子供欲しがらないのかな。
…ってあーダメダメ!
ネガティブになる前に飲もう!
「光さーん!着替え置いとくね!」
「ありがとう!」
俺は、椿たちのいるリビングに戻ると、今日買った酒を全て冷蔵庫から出した。
「椿も颯斗さんも飲もー!梓はジュース!」
「「「おー!」」」
二人とも酒が大好きだから、すぐに乗ってくれた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
182 / 197