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リヒトside
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クズネズミのヤツが勢いに任せて部屋を飛び出していったことに、正直状況が掴めずにぽかんとしてたらクランツが俺に近寄ってきた。
リ「…………」
ク「リヒト。お前、もう少し素直になれって。」
クランツはよく俺に同じような事を言ってくる。アイツと喧嘩した時は特に。
リ「……(ムスッ)」
ク「相手が女の子だったらどうするんだ。」
俺は、クランツに怒られるのは好きじゃねぇ。いつも俺が大人になれとかなんとか。……なんで俺があのクズネズミのために曲げなきゃいけねぇんだ。
ク「はぁ。兎に角、お前は今からロウレスの所に行ってこい。それで、お前なりの愛し方で愛してやれば、ロウレスも分かってくれるんじゃないか?」
リ「……?」
は?俺なりの愛し方?よく分かんねぇが、このまま行かなかったら、クランツはまた、うるさくなるから行くしかねぇ。
ク「ほら、行ってこい。2人で帰って来ないってなったら連絡入れろよ。あと、念の為お金も渡しとくからな。雨降りそうだから気をつけろよ。」
リ「……分かった」
俺はクランツからお金を貰って、渋々部屋を出た。
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