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春の実力テスト結果
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いつもの様に、とは言っても今日は何故か優流と一緒に学校に来た。
あれ、今日一緒に行く日だったか。
そんな疑問を持ちながら廊下を歩いていると普段なら皆通り過ぎる掲示板に大きな人だかりができていた。
個人的にはそういう人だかりは嫌いと言うより興味が持てない。
行ってみれば大体興醒めする。
が、どうやら優流が興味を持っているらしい。
「何があるの?あそこ。」
「春に実力テストあったよね?5教科の。あれの結果が掲示されてるんだよ。今日しか掲示しないからいつもあんな感じに大賑わいになるんだよね。」
なるほど。
だから優流も来たのか。
しかし、あんな人だかりに入るのは流石に気が滅入る。
どこかにいい感じの奏多が居ないものか…
そう考えてきょろきょろして見ると人だかりから奏多と笹原先輩が出てきた。
俺達の事に気付いたらしく、真っ直ぐこっちに来る。
「はよーっす!陸希ー!」
「はよ。そのテンションには突っ込まないから俺の分と優流の分見てきてくれない?」
「ふふーん。なぜテンションが高いのかと言うと…?学年2位を取ったのです!」
誰も聞いてない。
というか、宿題サボったりなんだりしてる割りには出来るんだ、と少し印象が変わった気がする。
「おはよう。優流、陸希君。」
「おはよう。」
「おはようございます。笹原先輩」
「2人とも凄かったよ。学年トップだからね。」
と、何故か笹原先輩が俺達の詳しい成績を教えてくれた。
傍らでは奏多が勝手に2位であることを騒いでいた。
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