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春の実力テスト結果3
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帰りは笹原先輩と、奏多と共に買い物をしてから帰った。
「ただいま」
「おかえりなさい!メールに言われた通りにお芋と人参の皮向いてお鍋に水入れて浸したよ?」
「ありがとう。だいぶ手間が省けたよ。着替えてくるから先輩達を案内してくれる?」
「うん!」
着替えを済ませてエプロンをつけて台所に入ると確かに言われた通りに芋も人参も水に浸してくれていた。
皮の剥き方も丁寧で芽も取ってある。
だけど、人参の頭の部分を切り忘れているという可愛らしいミスもある。
今朝洗った皿も片付けてはあるものの、置く場所がバラバラだ。
先輩達が帰った後にでも皿の場所を分かるようなメモかなにか作ろう。
さっさと作ってテーブルに並べていく。
「…!!まじで男の作った飯かよこれ?!俺ん家の母さんのより美味そうなんだけど?!つか人参多いんだけど!」
「良かったね、奏多。陸希君も奏の人参克服手伝ってくれるって。」
「えぇ?!せんぱ〜い。なんで話したんですか〜…」
「安心しろ。奏多用の人参はまだまだあるから。」
「大丈夫だよ!俺も、陸希君のご飯のおかげでトマト好きになったから!」
そう言えばそんな事あったな。
あの時は、トマトを食べることが出来たら一緒の布団に寝られるというご褒美?をあげていた。
優流はその事を話すと奏多は一瞬笹原先輩を見た。
笹原先輩は視線に気づくと奏多の唇を親指でなぞり始めた。
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