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春の実力テスト結果4
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人の部屋でいちゃいちゃと…
俺と優流は我慢しているというのに腹立たしい。
どのように話をずらしてやろうか。
そんなことを考えながら隣で食事をしている優流の横顔を見た。
すると優流はあわあわと両手で顔を隠して指の隙間からその様子を見ているという感じだ。
普段からそれよりやばいことされているくせに。
「あの~。今は食事中なんでそれは自分の部屋に戻ってからにしてもらえませんかね?」
俺の空気の読めてはいるけど今言うべきではない言葉を行って場をしらけさせる作戦は見事に大成功となった。
優流はほっとした表情を見せてまた食事に戻った。
奏多は不満ありそうに、笹原先輩はどこか余裕を見せて食事を再開させた。
「なー陸希。お前らも付き合っているくせに人のいちゃいちゃに口を出すのは野暮じゃないの?」
「!?ごほっ!!げほっごほ!」
と、俺が返事をする前に優流が唐突にむせた。
背中をさすって落ち着くのを待つ。
「つ、付き合ってない!付き合ってないよ…!」
「?じゃあどういうことなんすか?」
「え、えっとぉ……ご主人様と飼い犬…?」
今度は笹原先輩が笑いながらむせ始めた。
お願いだから俺の料理でむせんのやめてくんない?
そんな願いも聞き届けられずに奏多まで腹を抱えて笑い出した。
確かに珍解答ではあったけれども料理に申し訳ないし汚いからやめてほしい。
「お前らまだシてないのか?」
「どこかの誰かがタイミングよく邪魔しに来るからな」
「め、面目ないです・・・・」
「ムカつくから人参増やそ」
と、カレー鍋を持って人参を入れてやる。
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