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春の実力テスト結果6
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皿洗いを手伝っていただいてから帰ってもらった。
「優流?大丈夫?顔色悪いけど・・・・」
そう聞きながらソファーに座ると優流は黙って俺の服にすがりつくように震えていた。
やっぱり…
優流は一つ俺に嘘を吐いていたんだ。
襲われたのは一回で済んでいるわけがない。
根拠はいくつかある。
一つ目は最初に会った時だ。
最初に会ったとき、俺が初めて部屋に入ったときは誰もいなかったのに風呂から上がったら倒れていた。
なぜ?
買い物か?じゃあなんで買い物した形跡がない?
散歩か?だったら外食をしたらよかったじゃないか。
二つ目は襲われた回数が1回と言った言葉自体だ。
一回だけなら十分トラウマとなって俺に執拗に行為を求めてくるわけがない。
それに、何回も何回も執拗にされたと聞いたがそんな男たちが一回で満足するのか?
なんて推理じみたものが頭の中を駆け巡る。
今は優流が落ち着くまで。
自分から話し出すまで待とう。
そう思って背中を撫でてやる。
暫くそうしていると口を開いた。
「陸希…気づいているかもしれないけど…俺、嘘を吐いていた。襲われてるのは一回だけじゃないんだ…」
「うん。何となくわかっていた。」
「そっか。最後はいつだったかな……そうだ、あの時、陸希が帰ってきたとき、俺、バイブいれていたとき、あったよね。その時かな…」
結構最近の事だったので驚いた。
だけど、優流は涙を流しながら話している。
知られたくなかったんだ。
俺に嫌われたくなかったから。
気付けば俺は優流の唇と自分の唇を重ねていた。
「ん…ふぁっぁ…」
「もう、何も言わなくていいよ。辛かったね…苦しかったよね…ごめん…優流に傷ついて欲しくないからって理由を付けて先延ばしにしていた。だけど…もっと傷ついていたんだよね…言って…優流。俺に、どうされたい?」
「俺の中、一杯にしてほしい。陸希の事以外考えられないようにしてほしい。全部、全部陸希で満たして…!!加減とかそういうの要らないから、陸希の全部、受け止めるから…!」
上着を脱がせて首筋に顔を埋めて噛みつく。
よくよく見ると薄ら薄ら赤い蚊に刺された後のようなものがあった。
見える限りすべての痕の上から噛みついたり吸い付いたりする。
一通り付け終ると一回上から見下ろす。
結構な数付いたな…
そんな感想と足りない独占欲に駆られてさらに下も脱がせて噛みついたりしていく。
これじゃあ、どっちが犬だか。
でも、まだ足りない。
まだ、優流を俺だけのものにした気分になれない。
なぜだろうと優流の顔を見る。
あぁ。また声を抑えている。
耳元まで顔を近づける。
「声…聞きたい…駄目…?」
「だ、駄目じゃ、ないっ…ぅあっ」
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