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犬の散歩2
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そういえば二人が来てから優流の口数が少ない。
いつもだったら何かがある度に話しかけてくるのに。
朝食をとって食器を洗ってしまう。
「言っとくけど俺は丸投げにされたらそのまま捨てるタイプだからな。」
「えぇ?!」
「当たり前だろ。ほら、教えてやるからやれ。」
奏多は渋々シャーペンを持ってやり出した。
というか提出期限が二日も開くのにどうして昨日自力でやらなかったんだろう。
俺は3人に紅茶を淹れて宿題の様子を見て間違えがあればやり方だけ教えてやる。
「んーーっ!!!終わったぁぁぁぁあ!!」
「奏多君。優流君と陸希君に迷惑だからあまり騒がない。」
「す、すみません!!」
「ちょうどいい時間か。奏多、俺買い物行くけどどうする?」
「あ!俺達も買い物行くんだよ!ね!先輩!」
「そうだね。せっかくだから一緒にどう?」
「分かりました。」
2人は準備をするため1回部屋に戻っていった。
「優流も行く?」
「うん。行く。」
「さっきは黙り込んでたけどどうしたの?」
「何も無いよ。」
無理して笑っているように見える。
今は時間ないから買い物終わってからかな。
少しすると二人ともきたから4人で買い物に向かった。
「なぁ。昨日さ、どうしてすぐに電話出てくれなかったのさ。」
「丸投げ宣言されてなにかしてやろうって気にならなかっただけ。」
旬な野菜や肉はなんだっけ。
そういえばこの前パスタきれたな。
今度はこれに挑戦するか。
そんなことを考えながら買い物かごに入れていく。
たまに優流も手伝ってくれる。
料理できないのに料理番組を好んで見るから食材の知識は無駄にある。
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