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犬の散歩4
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「陸希がっ…俺のこと、嫌いじゃないなら、明日はずっと2人で居たい…!」
なんでそんな言い方…
そうか。優流からの好意は受け止めているだけで俺から好意を送っていない。
それが優流にとって不安要素になったのか。
そう考えてしまうとフツフツとどこからか独占欲が生まれてくる。
いや、もともと存在はしていたが強くなってきている。
頭を下げさせてちょうどいいところまで持っていく。
お互いの吐息がかかるような、そんな距離まで。
「陸希…?」
「俺、最低な人間かもしれない。自分の上で俺のことを考えて泣いたりしている優流を見ていると凄く嬉しくて、もっと欲しくなる。」
「!…もっと、欲して?陸希にならどんな俺でもあげられるからっ!」
いいね。
少し呼吸が荒くなった優流も眺め心地がいい。
結構強引に唇を押し当てた。
徐々に深くしていく。
必死に応えようと舌を絡ませてきてくれる。
だけどね、キスにだけ夢中になられるのも面白くないから。
少し、意地悪しようか。
「ひぁッ……?!」
カーディガンのボタンを開けてYシャツも少し開け、露になった肌を撫でた。
それだけでこんな反応ね。
「優流は変態なのかな?」
そっと耳元に囁きかけた。
「ちが……ぁぁん……」
「ご主人様に嘘つくの?」
「む…つきぃ…あ……むつき、だけ……んん」
俺はそのまま起き上がって優流を押し倒してさっきとは逆の体制になる。
手首を上の方で固定して少し上から見ることにした。
淡く赤みかかった色白な肌がYシャツの隙間から見える。
顔は先程の涙などで目は潤んでいて、少し半開きになった口。
つっとその唇を指でなぞれば少し不思議そうな顔で俺を見る。
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