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犬の散歩6
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「……変なの。」
思わず笑ってしまった。
俺限定って。
可愛らしい。
「無理矢理抱くかもしれないよ。」
「いいよ。陸希にならなにされても嬉しいから。」
頭を撫でてやると猫のように気持ちよさそうに擦り付けてくる。
そろそろいい時間だし夕飯作るか。
ソファーから降りてキッチンに立つと物足りなさそうな顔をしてこっちを見て来る。
「後で可愛がってあげるから今はいい子で待ってて?」
一気に明るくなった。
ソファーから降りたかと思うと椅子の上で正座して待っているという。
足痺れないのか。それ。
夕飯を作り終えて食べ始めても正座だ。
「痺れない?」
「し、痺れて、崩したら絶対痛い…」
なるほど。
手遅れだったと。
足の裏をツンツンとつついてみた。
「いっ…?!だ、だめっ…!」
背中を逸らして抵抗の言葉を並べられてもただ感じているようにしか見えない。
無視してそのままつつく。
「やぁ…だめ、だめだから…!」
「誘っているようにしか聞こえないんだけど。」
「い、今は違うの!本当に痛いっ…!」
今はって普段から誘っているつもりだったのか。
仕方なくつんつんはやめて食事に集中することにした。
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