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邪魔者8
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目を覚めて気付いたのがいつもの場所に時計がないこと。
そこで今、俺は優流の部屋にいるということを思い出した。
横を見ると気持ち良さそうに寝ている優流。
もう少ししてから起こすか。
ゆっくりとベッドから降りて真っ直ぐ洗面所に向かって顔を洗った。
キッチンに向かうと昨日の希羅の荷物がそのままだ。
仕方なく少し片付けて朝ご飯の準備を済ませる。
久しぶりにハニートースト作った気がする。
希羅の一番好きな食べ物だ。
ドアの開く音がして振り向くと優流がいた。
なんだかまだ眠そうだ。
「おはよ…パン?珍しいね」
「ん。おはよ。んーまぁね。希羅が好きなやつだから。」
「陸希君って、優しいよね。」
「そんなことないよ。」
またドアの開く音。
振り向かなくとも希羅だとわかる。
「…なんかさ。先輩さんとお兄ちゃん距離近くない?」
「朝一の言葉がそれか。たまたまだよ。」
「たまたま?」
「そ、たまたま。珍しく俺がハニートーストにしたから見に来ただけ」
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