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帰ったら?3
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失敗した。
女性軍が言い合いするとかなり長時間言い合いになることを忘れていた。
「母さんも希羅も、言い合いするなら家でしてよ。先輩が凄い困ってるから。」
「そうね。ほら希羅!帰るわよ!」
「はぁ?!なんで帰んないとダメなの?お兄ちゃんといちゃダメなの?!」
下手に声をかければこのようにヒートアップする。
こういう時は、しかたない。
「出かけてくるから家に帰ったら連絡して。」
「分かったわ。」
出かける準備をして優流にも出かける用意をさせる。
優流はすこし嬉しそうに笑ってすぐに準備を済ませた。
寮から出て何するか考えていなかった。
「ごめんね。優流。今日も無理そうかも。」
「う、ううん!喧嘩になっちゃってたら仕方ないよ。陸希君がこうしてお出かけに誘ってくれたのが嬉しいし。」
そこまで怒っていなくて良かった。
「あ、あのね。陸希君。俺ちょっと買いに行きたい物があるから買ってきていい?」
「ん?じゃあ俺も行くよ。」
「ううん。ちょっとしたものだから近くの図書館で待ってて?終わったら連絡するから。あ、その前に喧嘩終わってたら家に戻ってても大丈夫だから。」
「?わかった。」
返事をすると優流はすぐに歩いていった。
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