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帰ったら?5
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「陸希君悩んでますなー」
「なんだよその言い方。それ買うのだったら俺も行ってもいいんじゃないか?」
「分かってないなー。自分がビッチだと思われたくないしそうでなくても自分が買ってきたので弄られると思うとゾクゾクするんだって。妄想したいの。」
「ふーん。そんなふうに思ってくれてるなら立てなくなるまでいじめようかな。」
「うわー陸希のどえすーへんたーい」
そんな親友の暴言を無視して携帯に手を伸ばした。
バイブ音が鳴ってたから。
「もしもし。」
「お兄ちゃん!私そんなに帰った方がいいの?!私いた方がいいでしょ?!ねぇ?!」
「まだ言い合ってんの?そろそろ帰ったら?」
「っ〜〜〜!!お兄ちゃん最低!!」
と一方的に切られた。
視線を感じて向かいを見ると奏多がニヤニヤしてみてきた。
とまた電話が来た。
「もしもし?お母さんだけど。希羅連れて家に帰るわね。」
「分かった。助かったよ。」
と短い会話を終わらせる。
「帰るわ」
「ちょ?!陸希君?!俺のことここまでいさせておいて帰るの?!」
「帰る。じゃあ明日な。宿題忘れてくんなよ」
と、店を出て寮に戻る。
若干荒れてるから適当に掃除をして行く。
次に俺の部屋に入って無くなったものはないかしっかりと確認した。
そういえばまだ電話来てないな。
そう思って優流にメールで寮に戻っていることを知らせてあとはソファーでくつろいだ。
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