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mission 乗
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―今日は、焦らされへんかった。
ホッとした途端。
「ん、っ!」
静が体勢を変えたから、オレが静に乗っかるみたいな格好になった。
そうなると勿論、ナニの角度もアレになる訳で…
「あ、…ぁ。」
―ふ、深い。
自分の体重で、いつもより深いとこまで入ったんが、ハッキリ判った。
ちょっと動くだけで
オレの好きなポイントに、当たり、そう…。
そんな感覚に、肌が粟立った。
「どうした。」
ピタッと動きを止めた静がニヤりと笑ろた。
「わか、ってる、くせに。」
―白々しい!
ジロッと睨んだら、体に力が入って、そのせいで…
「ぁ。」
ジワッときもちようなって、力が抜けた。
「和泉。」
指先が絡まって、目が合うた。
「ふ、っ。」
そんなことにも、息が弾む。
「ズルい。きょーりょく、する、言うた、のに。」
言い終わるが早いか、手首をグッと掴まれた。
「んっ!」
グンッと、静のが反った気がした。
「そんな言葉を本気にしたのか?」
「そや、かて…。」
「だったら、脚に力を入れてみろ。」
「あ、し?」
「股を閉めるように、こうする。」
膝に手を添えて、内側へグイッと押された。
「ぁあっ!」
ビックリして思わず、膝立ちになってしもたら…
「えっ!?」
弱くなった感覚にかなり焦った。
―こ、れ。
どないなってんねや?
まさか…。
ガーンてなったままの顔で、静を見たら、フッと笑われた。
「さっきとは、逆の動きをすれば良いだけだ。」
「なっ!他人事や思て!!」
「早くしろ。」
―え…と、さっきと。
逆…?
つまり。
オレが
動くってことか!?
―こんなん。
なんや、オレが自分からハメてるみたい、やんか…。
そない思たら、メチャメチャ恥ずかしなって、そしたら
体の奥からゾワゾワってきて、後ろがギュって…
「せ、せ、い…?」
指先にも自然と力が入った。
「ぅ、動かん、といて…くっ、れ、な?」
恐る恐る、ちょっとずつ…
「ぁ、っ…」
入ってくる感覚に、思わず仰け反った。
―こわい。
「ち、ちから、ぬかれへ、ん。」
泣き言を言うたら、引かれとった手を下から支えるみたいにしてくれた。
「和泉。ゆっくり、息を吐け。」
「ん。う、…ふぅうっ。」
―静のが、少しずつ、オレの中に…?
考えただけで、腰が、脚が、ガクガク、なる…
「せ、…い?」
「その、まま、で良い。」
「はっ。」
ええとこに当たるあたりにくると、また動かれへんくなった。
―ああ。なんや、だんだん、どっかがとけるようや。
ボウッとなっとったら
「えっ、なん!?」
急に、静が腰をグッて突き出すようにしてきたから、またビックリして、ペタンて着地した。
「…ぜん、ぶ?」
確かめるみたいに、そおっと手を後ろへ廻してみた。
「あぁ、はいったな。」
「…う、ん。」
いっつも、無我夢中で、形振り構わんとしとることを、こうして静かに、やる、と…
―実感、する。
オレの中に、静が、おる。
つながって、る。
ぁ…今、ビクッて動いた?
「きもち、ええ?」
静がフッと笑った。
そや。
もっと、きもちよう、なろ。
熱くて硬いんを、ここにおさめたまま…
揺れて。
締めて。
弛めて。
「静、どない、しよ!」
「どうした?」
「と、とま、ら、へん。」
―おかし、なる。助けて!
「静、静!」
ズン
下から突き上げがきて、とうとう、堪らへん、なってしもた。
もう、堪えきれ、へん。
熱いもんが、一気にせり上がってくる。
「ふ、っゃ!イ、ク、…も、出、…う!!」
「イケばいい。何度でも。」
―あほっ
そんな、オレばっかり…
オレは、半泣きになりながら、頭を振った。
―おまえがイカな、終わられへんやん、か?
震えながら、ちょっとだけ腰を浮かせて、それから、力を抜いてみた。
「あぁ、あっ!!」
―通り抜ける
真っ白に、弾けた。
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