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今
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ハラダ乳業いうんは
蒜山の幾つかの牧場が共同経営してる会社のことで、今回ウチは初めて仕事することになった会社らしい。
そこの社長とは、ついでに寄った時に会うたきりやし、ちょっとしか話したことないんやけどなぁ…?
―それにしても
三浦のヤツ!!
一体オレに、何の恨みがあるねん!?
ムカムカしながら歩いとったら
静にグイッと腕を掴まれた。
「何を考えてる。」
「いや、酔っ払いは迷惑やなって…。」
静の手が動いて、掴まれてるんが、腕から手首に変わった。
あれっ?
なんかオレ、間違うたやろか?
「こっち来てからは、どうしてもって時にしか、飲んでへんで?」
エレベーターのボタン押し忘れかて、そう毎回や無いしな。
「俺が言いたいのは、そういうことじゃない。
―ああ、そうか。
『俺と居る時は、俺とだけ話せ。』
今は、静と居るんやもんな。
もう、三浦のことは、忘れよ。
ドアを入る前に、さっきの事は、頭から追い出した。
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