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8.
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殴られたところが痛む
屋上に続く階段を登りきりドアを開ける
ギギギィィィ...と鉄のような錆びた小さな音が鳴り響きドアが開く
いつものように屋上には誰もいない
少し肌寒いが風が気持ちいい
森に向かってピーッと指笛をならすと
暫くしてぴーちゃんがパタパタと横に飛んできた
「突然呼んで悪いな...」
そう言って指でツンツンとつつく
普通の鳥だったら指笛だけでは来ない。
ぴーちゃんだから来るのだろう
ぴーちゃんは賢い
ぴーちゃんを触りながら無言で昼飯のパンを食べる
黙々と食べていたらぴーちゃんがパタパタと羽をばたつかせてパンを見てくる
食べたいのかなと思い小さくちぎってぴーちゃんに渡す
するとピィと嬉しそうに鳴いてチビチビと食べ始めた
パンも食べ終わり
少し暖かくなったので寝転がり空を見る
ぴーちゃんも俺の手にスリスリしている
ウトウトして少し眠そうだ
俺も眠い
まだ昼休みが終わるまでには時間があるのでボーと空を見ていたらいつのまにか自然と瞼が落ちていた________
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