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――――――――……
「...んぅ? .......ゆ...め?」
寝惚けながらもツンツンと頬に違和感を感じて目を開けると
ぴーちゃんが頬をつついていた
「どうしたんだ?」
そう聞くとピィピィと鳴きながらツンツンとまだつついてくる
違和感を感じ反対側の頬を触るとそこは涙で濡れていた
「...拭ってくれたのか?」
必死にツンツンしているぴーちゃんに話しかける
「ありがとう...」
そう言って頬から放し優しく指で撫でる
フワリと笑うと安心したように鳴いて飛び立っていった
「またな...」
携帯で時間を見ていると授業がもう少しで始まる時間だったので立ち上がり、屋上を後にした
「まだ、笑えたんだ...」
ボソリと自傷気味に自分自身に呟く
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