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久しぶり
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「おじゃましまーす」
「おう、斗真。お前俺の勤務先の学校志望したんだって?」
「あれ、なんで知ってるの?」
「おばさんに聞いた。合格おめでとう」
「あっ、俺が言おうと思ってたのに…」
「おばさんのが一歩早かったなぁ」
久しぶりの洋介さんとの会話。
いつも通り話せてる。
俺の口から合格したことを言うことはできなかったけど、まだ告白という重大イベントが待っている。
「洋介さん、今日泊まっていい?」
「んー、今日は…明日の朝雨だから夜のうちに帰れ」
「え〜…」
俺は渋々今日のうちに帰ることになった。
洋介さんの言うことは聞くって決めてる。
「合格祝いになんかやるよ。なにがいい?」
「えっ、ほんと!?なににしよう…」
洋介さんからもらえるなら正直なんでもうれしい。
だけど、そういうわけにはいかない。
うーん…。
「すぐに決めなくてもいいよ。じっくり考えろよ」
「わかった。ありがとう」
洋介さん、優しいなぁ…。
ほんと、
「大好き…」
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