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正月
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今年も、洋介さんのセミダブルのベッドで朝を迎えた。
2人でくっついて、2人で寝る。
これがほぼ毎日。
今年もそうなのかな、なんて考えながらベッドから出ようとすると、腕を引っ張られた。
「っわ!」
半分起きあがった体は布団に逆戻りし、洋介さんに抱きしめられた。
「…だめ、まだ…ここにいて…」
寝ぼけてるのかな?
近い。
ドキドキする。
洋介さんは寝息を立てていた。
ちょっとだけ。
そう思い俺は触れるだけのキスをした。
「…斗真ちゃんってさぁ、寝込み襲うの好きだよね」
「っ!?!?!?なんで起きてんの!?」
「半寝の状態でどっか触られたらそりゃ起きるよ」
どうしてこうタイミング悪いかな。
「…寝込みを襲う原因は洋介さんのぷるぷるな唇とか、普段の顔と違った可愛い顔が悪いと思う」
「あれっ、それけなしてんの?」
「褒めてんの!」
俺は起き上がり、リビングに行った。
洋介さんも一緒に出てきた。
「明日まで待てないなぁ。触りたい」
「だめ、我慢して。明日するって言ったのそっちなんだから」
「はいはい」
洋介さんは、あ、そうだと言って何かを取り出して俺の方を見た。
「あけましておめでとう。これ、お年玉」
「あ、あけましておめでとうございます。ありがとう…」
「斗真ちゃん、このお年玉あげるからおじさんといいことしようか」
「しない」
「もー、つれないなー」
すこし腹が立ったので、渋谷まで行って新しい服を買わせた。
正月セールですごい服が安くなってたけど後で聞いたら6万弱使ってたらしい。
ごめん、洋介さん。笑
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