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ーCメロー
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「気に入るといいが・・・」
プレゼントを買うのは初めてだ
気が付けば今日はクリスマス
街に出て、楓に似合いそうなピアスを買った
ゴールドのリボンで飾られた小さな箱をポケットにしまい急いで家に帰る事にした
楓はもう歩けるまで回復していた
毎日ギターを弾く姿が当たり前のように思えていた
その曲はとても優しいラブソングに聞こえた
「こら!」
「朱雀、お帰り」
「冷蔵庫の中を見つめてもプリンは無いよ・・・こんなに冷たい体をして」
「・・・・・・・・・・・」
「ほら」
買って来たプリンを渡して頭を撫でた
「ありがとう」
最初は2個だった
そして3個になった
今では無限に食べるとは
「甘そうな体だな」
「そうでもないよ」
自分の腕を舐めてまたプリンを食べ出した
そんな天然な楓も愛おしいと思えてしまう
「楓、クリスマスプレゼント」
「えっ?」
「どうぞ」
「今日クリスマスだったんだ・・・と言っても俺には関係ないものだったけど」
「そうか、これからは誕生日もお祝いしよう」
「嬉しい、あけてもいい?」
「ああ」
嬉しそうに箱を開けて微笑んだ
「すごく気に入った・・・ありがとう」
「よかった、きっと似合うと思ってね」
「うん・・・でも俺、プレゼントは」
「じゃ、ベタなプレゼントをお願いしてもいいかな?」
「えっと・・・もしかしてプレゼントは俺的な?」
「正解」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「無理にとは言わないよ」
「ううん・・・そうじゃない・・・でも自信がない」
「そんな事はどうでもいい、心のままに腕を回してくれればいいよ」
「うん」
カーテンの隙間から綺麗な月が見え隠れしていた
今はその光だけで十分だ
明かりなんて必要無い
「綺麗だよ」
「恥ずかしいな・・・」
首筋に唇を這わせ、そっと手を握り締めた
細い肩だ・・・強く抱きしめると壊れてしまいそうな肩
「んっ・・・っ」
可愛いピンク色の胸元に舌を這わせ転がした
「あっ・・・んっ」
「感じる?」
「うん、すごく」
そのまま体中に舌を這わせ、焦らして楓から求めてくるのを待った
「ああっ・・・もうっ・・・・だめっ、指でイクのはもういやっ・・・お願い、朱雀」
「言葉にして」
指を動かしながらしがみつく楓の耳元で囁いた
「あっ・・・っ・・・朱雀が欲しい、中で感じたい・・・来て」
「わかった、私も中で感じたい」
「んっ・・・」
舌を絡めながらゆっくり入り込んだ
「あっ・・・っ・・・ああっ!」
「すごく熱い」
「朱雀も熱い・・・」
「でもこれからだよ」
そのまま奥まで突き刺し、激しく攻め続けた
「ああっ・・・っ・・・あっ・・・朱雀っ」
「そんなに締めるな、もたないだろ?」
「だって・・・あっ・・・っ」
ねっとりとした液体が纏わりついて離さない
その液体はとても甘美で包み込むような熱を持っていた
「もう・・・だめっ・・・っ」
「ああ、わかった」
呼吸を合わせるようにして楓を見つめた
背中に回した腕と乱れる髪
「朱雀・・・ああっ!」
「楓っ・・・」
同時に果てるのは難しい
でも楓となら何度でも同時にイケそうだ
「こんなに優しくされたのは初めて・・・それにすごく感じた」
「愛しているからね」
「うん」
腕の中にいる楓の頭を撫でながらキスをした
「もう一度したい」
「何度でも」
カーテンに映る影が朝陽で霞むまで抱き合い乱れた
それほどお互いを求めていたから
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