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田中Side
和「藤谷…は今日も休みか」
あれから1週間が経ったが、逸也は全く学校に来なくなった。
ショックがデカかったのか…
家…行ってみようかな…
あ、そう言えば、吉田が怖いとか言っていたな…
話さないと。
和「吉田」
仍「はい」
和「ちょっといいか?」
仍「何?」
和「逸也に何かした?」
仍「いっちゃんから聞いたんだね」
和「あぁ。怖がっていた。吉田の事、好きなのに怖いって…」
仍「知りたい?」
は?
仍「いっちゃんの事、襲ったの」
和「え?」
仍「キスもして、グチャグチャにした」
和「何を言って…」
仍「別れさせたかったの。アンタといっちゃんを」
何て事を…!
仍「可愛い声で鳴いてたよ。もう堪らなかった」
和「知ってたんだな、婚約者の事」
仍「隠す方が可笑しいよ。いっちゃんが可哀そうなの!どうせ別れないといけないんでしょ?!」
和「別れるよ」
仍「ほら!」
和「婚約者と別れるんだ」
仍「え?」
和「彼女ともその話しは進めている。俺はずっと、逸也といるつもりだ。吉田…頼むから別れさそうとなんてしないでくれ…」
吉田に頭を下げた。
殴りたい気持ちが強い。
殴りたい。
俺が大事にしていた逸也を汚した。
そして何も無かったかのように学校に来ている。
そんな吉田を殴りたかった。
でも、やめておいた。
逸也が悲しむと思ったから。
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