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あとがき
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ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
『さよなら、雨が止んだなら。』は五、六年前くらいに書き上げたものの、セリフ等を少し変えたバージョンです。
リメイクというほど変わっていないです…。
前のアカウントでも載せていましたが、ログインできなくなってしまったので今回新しく載せさせて頂きました。
初投稿小説となり、一応完成して満足してます。
後日談の『雨上がりの朝』も読んでいただけると嬉しいです。
といっても、雨は出て来ませんし朝でも何でもないですけど…敢えてです。
『雨上がりの朝』で桑原さんが言う「彼が好きだよ。涼太くんを愛してる。たぶん、ずっとーー」の「ずっと」は、これから先も、という意味と、奥さんよりも、という二つの意味が込められています。
奥さんがなんだか可哀想な感じになってしまいましたが、桑原さんの記憶の中では初恋の相手のように大切な宝物としていつまでも残るものとなるでしょう。
また、「君たちの大切な人を、正しい道に進ませてあげられなくてすまない。」で、「正しい道に」という言葉を使ったのは、確かに二人が選んだ未来は正しくはなかったかもしれないけれど、間違いであって欲しくなかったからです。
子供と大人では考え方も違うもので、やっぱり学生である涼太、真守、雪菜は桑原さんに色んな意味で惹かれるし、逆に大人である桑原さんは三人の真っ直ぐな思いや感情に惹かれます。
「年の差」を気にして書いた部分もありますが、今回はあまり重視していません。微かな、ふとした瞬間の「違い」を気にしてみました。
涼太と桑原さんの恋も、『雨が止んだ日』の時点でハッピーエンドに終わらせることもできました。
けれどこの物語では、おわり、も少しキーワードでして…。
きっとあの場で二人が素直にくっついていても、いつか必ず壁にぶつかると思います。それだけ死は大きいです。一度離れて、誰かに背中を押されて、今一度自分の気持ちを確かめて、それでも好きなんだと気付けたからこそ二人は結ばれます。
愛する女と出会ったこと。秘密基地を共有したこと。恋をしたこと。何度も何度も、愛し合ったこと。それでもすべては終わること。
『雨上がりの朝』でそんなシーンが出てきます。
桑原さんと奥さんの終わりが死であったように、桑原さんと涼太の終わりはすれ違いかもしれません。
私個人としては、人間が死ぬ以上永遠はあり得ないと考えています。
だからこそ、誰かにとって意味のあるバッドエンドを。それが私の、小説を書く上でのモットーです。
そんな意味では、やっぱり『雨上がりの朝』も含めて『さよなら、雨が止んだなら。』は完成すると思います。
お気に入り・イイネ・しおり沢山ありがとうございました。どんどん増えていくことが、嬉しくて仕方ありませんでした。
コメントも、読んでくださった事実が文字になり、励まされながら読んでいます。
そしてここまで読んでくださった方々。
本当に、ありがとうございました。
BGM:藍/スキマスイッチ
◇
只今同時に作成中の『はつこいは叶わない』に専念しようと思います。
『はつこいは叶わない』は、タイトルどおり初恋の相手とゲイバーで再会する物語です。
『さよなら、雨が止んだなら。』よりは全然ボーイズラブ小説らしくセックスシーンが出てきます。(出すつもりです。)
そちらもどうぞ気になりましたら読んでいただけると嬉しいです。
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