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『隆太さん、昨日なんかあったりした?』
「え、」
『いつもより焦ってるように見えたんだけど、気のせい?』
「あー…」
そういや昨日、帰宅してからソッコー忍の部屋来て…
…やらかした。
呆れて頭を抱えたくなる。
「気のせいだろ。ほら、早く行けよ」
シッシと手で払えば、忍は不満そうに『ここ私の部屋だし』なんて悪態を吐く。
「(住まわしてやってるのは俺だけどな。)」
今度こそ忍は部屋を出ていこうとすると。
『悩んでるんだったら話聞いてあげる。隆太さんがそんな顔させられるとか、よっぽどの相手なんだろうね?』
くす、と笑って「じゃね。夜は外で食べてくるから』と指をひらひらと上下させ、ばたりと音を立て出て行った。
「…」
…あいつ、単に面白がってるだけじゃねーか。
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