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いっちゃん。ユウちゃん。*
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ドンっ!
思い切り壁に突きつけられた。昨日、一樹に襲われそうになったのと同じ場所で。
「痛っ!ちょっ、一樹!何すんっん⁉︎」
一樹の唇が、言葉を遮るように僕の口を塞いだ。無理矢理口を開かせて、舌を侵入させてくる。強引に僕の舌に絡めてくる。それは、キスと言うにはあまりにも強引で、開かされた口の端からは透明な唾液が滴り落ちていた。
口の中を散々に掻き回され犯され、息も苦しくなって気をやってしまいそうな頃に一樹はやっと唇を離して言った。
「お前は黙って喘いで、俺の相手をしてれば良いの。」
意味が分からない。黙って喘ぐって言う無理難題を押し付けられているのもそうだし、何で僕が一樹の犬みたいな扱いを受けなきゃいけないんだ。
口の端についた唾液を袖で拭いながら、睨み気味に僕は一樹に言った。
「僕は、一樹の犬じゃない。」
「いっちゃん。」
「は?」
また、意味の分からない事を言われた。
「俺のオンナはみんな俺をそう呼んでる。悠も、するときはそう呼べ。」
「僕は女じゃ無い。」
「何言ってんだよ。俺の郎だろ?」
「っ⁉︎//////」
もうそれ以上抗う気にはなれなかった。何でだろう。いっつもそうだ。相手が一樹だからって、弱気になってしまう。
僕の無言の赤面を肯定と受け止めたのか、一樹は優しく僕に言った。
「愛してる。ユウちゃん。」
そして、僕も言い返す。
「僕も大好き。いっちゃん。」
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