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僕のトラウマ‥‥
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光葉 Side
「父さんと悠莉さんが兄妹ってことは、俺と洸葉は半分血の繋がりが‥‥」
いつもいつも真宵は、シた後の心地よい疲労感に身を任せてる時に限ってこの話をしてくる。
正直、この時の真宵はき‥‥嫌い。
「なぁ、洸葉、聞いてるか」
‥‥聞いてないし、僕の気持ちも知らないくせに言わないで欲しい。
「小6のアレがトラウマってのは知ってるけどな」
「‥‥え?」
真宵、遂に読心術も身につけた!?
「読心術は流石に‥‥
心で思ったと思い込んでるけど、フツーに口に出てたからな。
僕の気持ちってのも読心術ってのも」
「‥‥馬鹿」
恥ずかしくなって、布団を顔まで被る。
抵抗虚しく真宵に剥がされるけど。
「アレは幼稚な嫉妬から言われた言葉だろ?
あの時の事を知ってるのは俺と洸葉と柚寿だけ。
だからな‥‥」
「嫌なもの嫌なの!
その話をする真宵なんか嫌い!!
馬鹿ッ!」
僕は再び布団を顔まで被り‥‥不貞寝した。
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