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「ただいま?」
「おかえり‥‥って何処かに行ってたの真宵?」
家に戻ると、母さんが驚いた顔で俺を見てた。
いや、俺も母さんが起きてて驚いてるんだけどな‥‥
「隣。
洸葉の服取りに行ってた」
「あれ、洸葉の服なら真宵の部屋にたくさんあるじゃない」
ありますよ。
ジャージなら腐るほど。
「取りに行ったのはこれ」
取りに行った服を見せれば、納得といったように頷いた。
「悠莉と言ってたアレね」
「そ、アレ。
服取りに行ったら、愁さんから1万と悠莉さんから3万貰った」
服やコンタクトがまとめ置いてる上に封筒が置いてあった。
中を覗いたら3万入ってるし、悠莉さんに聞いたら「好きな服買って来なさい」って。
「じゃあ、私からは間をとって2万かな?」
「‥‥は?」
「は?って、酷いわね〜。
服を買う軍資金よ!
あ、あと‥‥心李からも預かってるのよ。」
手渡されたのは、母さんから2万と父さんから4万。
高校生2人に渡す金額じゃないだろ‥‥
「いやいやいやいや。
おかしくね、この金額‥‥」
「どこがよ〜。
親から渡されるものは、素直に受け取っておきなさい!!」
うちの親は、確実に金銭感覚がおかしい‥‥
が、突っ込むのはめんどくさいから貰っておくことにしよう。
「洸葉起こしてくる。
それと、悠莉さんが朝ごはんできてるって」
「そうなの?
私、先に食べに行ってるからあなた達も早く来なさいね〜」
スキップをするかの様に、隣に向かう母さんの背中を見送り俺は洸葉を起こしに向かった‥‥
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