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「親父ー」
「おう、瑠。遅かったな。」
「ごめん。連絡する暇無かった。」
「? 何かあったのか?」
……(説明中、しばらくお待ち下さい)……
「ハッハッハッ!まじか、車の心配したのか!その子」
まだ説明中だというのに豪快に笑い出した親父。
あ、ちなみにこの人が
那月組の長にして俺の親父の『那月 龍蔵(なづき りゅうぞう)』だ。
「親父、何そんなに笑って…
瑠!遅かったじゃねぇかどこに行ってっ…ウグ」
「落ち着いて下さい。」
「あ、悠貴さん。ただいま。
ついでに兄貴も。」
もう分かってると思うが、兄貴はウチの組の若頭だ。
で、その兄貴の襟(えり)を後ろから掴んで待てをかけているのが
ウチの組の幹部の一人、『氷山 悠貴』さん。
「ゲホ…で、親父は何をそんなに笑ってたんだよ」
「いや、それがなぁ…」
まだ笑いながら親父は
兄貴と悠貴さんに事の顛末(てんまつ)を説明し始めた。
まだ俺の説明が途中なんですけど…
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