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「あ、おはよう。悠貴さん」
「おはようございます。早いですね」
俺、兄貴、親父と母さんが使う居間へと入ると、洗濯かごを持った悠貴さんが既にいた。
まあ、休日のこんな朝早くから起きているのなんて悠貴さん以外いないだろうけど。
「ああ、そういえば今日病院に行くんでしたよね。良ければ送りましょうか?」
「え、良いの?」
「良いですよ。これを干した後で良ければ、ですが」
「あ、じゃあ手伝う。邪魔じゃないなら」
抱えていたカゴを少し持ち上げた悠貴さんに手伝いの申し出をする。
送ってもらうならこれ位はしないとな。
「ありがとうございます。大丈夫ですよ、螢さんと比べれば」
「あー…
うん、ありがとう」
兄貴、生活無能力者だからなぁ…
過去3回洗濯機を、4回電子レンジを使い物にならなくさせた程だ。
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