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穂ノ尾くん。
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次の日、僕は学校で綺麗な子に話しかけることにした。
名簿を見てみると、どうやら彼の名前は穂ノ尾紅(ほのおこう)というようだ。
「あ、あの…穂ノ尾くん…?」
「ん?なんだ?」
「部活って…決めてたりする…?」
「あー…ん、まぁ…一応バスケ部に…」
「えっ…!?」
バスケ部…以外だった。
なぜかというと、女の子のように小柄で、細かったからである。
「あ、えと…バスケ…みるのは好きなんだよね…」
「ほんとか?」
彼はきらきらした真っ直ぐな目で見つめてくる。
やっぱりとても綺麗だ。
それから僕たちは休みの時間全部二人で話した。
話してわかったことだが、彼は見た目によらず結構なやんちゃで、まっすぐ純粋な少年だった。
みとれてしまうほど黄色の瞳で、髪は濃い暗い赤。光に当たると炎のように赤くなる。とても綺麗だった。
バスケ以外にも、甘党だったりといろんな共通点があり、僕達はすぐに仲良くなった。
これから毎日が楽しくなりそうだ。
そう思いながら一日を過ごした。
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