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父
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僕がこの家の召使いに変わった日。
いつ頃かは忘れた。
リビングの掃除をしていたら、手を掴まれた。
それは父だった。
いきなりだったからびっくりして手を払ってしまった。
『な、なんですか?』
父は無表情のままで手首を思いきり締め出した。
『痛い…ですよ』
僕はその手を払おうと力を入れた。
『うるせえな、黙れよガキ』
冷め切った口調でぼくを睨みつけた。
握られた腕は父の部屋で放された。
安心、なんて出来なかった。
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