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期待。
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しばらく何も起きず
平和な日々をおくった。
おっさんと付き合ってることは ここの組の全員が知っている。
それからというもの…
おっさんは今まで以上にベタベタベタベタ…
「ぁぁぁあ!!鬱陶しい!!」
「なに?冷たいなぁ」
「うるせぇ!!調子にのんな!!」
「みんな知ってるんだし、少しくらいいいじゃない。」
「いいわけあるか!!…ちょっと買い物行ってくる!!」
「あ、玲於!!誰かと一緒に!!…って、聞いてない…。全くもう…」
スタスタと早足で家をでて
コンビニまで歩く
1人で…
…何かを期待してるのか、俺?
おっさんで充分なのに。
何故か忘れられない。
あの日のこと…
あの感覚…薬なんて使ってねぇのに…
何を期待してるんだよ。キモすぎ…
ぁぁあ!!きめーー!!
「うわっ!?」
建物と建物の間に何かすごい力で引き込まれた。
「よう。」
「ま、またてめぇかよ…」
「また?…わかってたんだろ?こうされること。」
「ば、ばかじゃねぇの…っ。早く離せよ」
「素直じゃねぇな。ドキドキしてるくせに。」
「…っ。」
耳元で聞こえる低い声と共に出る息が擽ったい。
もう認める。俺は耳が弱い。
っつか、けっこー敏感なんだよ。悪いか。
「1回。それで諦めてやるよ。」
「何言ってんの。気色悪い。」
「へー。ほんと、素直じゃない。嬉しいくせに。」
「おめでたい思考回路してんのなー。」
「…事実、だろ?」
「ぅ…っ。」
俺の腕を頭の上で押さえつけて
耳元で囁くくそ性格の悪い…男。
なんでこいつはいつもこう上から目線なんだ。
うっざ。
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