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物乞い。
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何日も何日も…
歩き回って情報集めて
でも情報すらなくて
「おい、元気だせって!!お前がそんなんでどうすんだよー」
「もう…いいって。俺が自分で探すから。」
「俺も探す。足でまといなら別行動にしようか?」
「いや、そういうんじゃなくてだな…」
「烏丸がなんて言おうと俺も探す。」
はぁ…頑固…。
まだ餓鬼のこいつに迷惑かけて
谷口と一緒にいるはずの時間を奪って…情けない。
「もういいって」
「うっさいなー。そんなに一緒に探すのが嫌なら 少しでも早く見つかるようにしろよ。」
「なんでそこまでする」
「…そいつのことも心配だし、烏丸のことも…」
「俺?」
「烏丸には色々世話になってるしなー。それに、烏丸のあんな寂しそうな顔見たら放っておけねぇし。」
「……。」
馬鹿な奴だ。
俺、そんな顔してたか?
男「あの…お兄さん達…」
玲「ん?」
男「よかったら、僕と遊んでくれませんか?なんでもありで…。」
烏「は?」
うつむく男。
少し微笑んでるようにも見える。
男「その代わり…僕をお風呂に入れてください。なんなら一緒でも…」
玲「お前なんなんだよ?」
男「物乞い…的な感じですね。」
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