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ドッペルゲンガー?
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「よかったなー。」
「ほんとに。」
烏丸のあんな顔初めて見た。
幸せそうでいつもとはまるで違う。
俺は初めてあった奴だけど、ほんとに烏丸のこと好きなんだなって伝わった。
「にしても…」
「…?」
「玲於に似てるね、珀くん。」
「そうか?」
「なんか…雰囲気が。俯いてたから顔はまだちゃんと見てないけど、喋り方とか仕草とか…似てる気がするよ。」
「俺ってあんな感じ?」
「あんな感じだねぇ。…ま、玲於の方が百倍可愛いけどね」
「ばっ!?ばっかじゃねぇの!?きもちわりー!!」
「ふふ…照れちゃって。」
さらっとそんなことを言うもんだから首から上がかあっと熱くなった。
…おっさん、好きだわ。
烏丸とのこと…まじで悪いことしたな…
烏丸にも…
ごめんな2人とも。
「玲於?」
「な、なんだよ。」
「愛してるよ。」
「わ、わかったから!!うっさいな…」
「可愛い」
「あー!!はいはい!!」
…ったく。馬鹿。
いちいち恥ずかしくなるようなこと言うなよな。
顔を真っ赤にしながら、俺は居間へと向かった。
「んー、ほんと似てる…」
ーーーーーーーーーーーーー
烏「はーっ、さっぱりしたー。」
谷「それはよかっ…た…。…!?」
玲「…ぇえ!?!?」
珀「…ん?」
烏「俺も驚いた。」
谷「これは…」
玲「お、お、お、おっさん!?どういうことだよ!?」
谷「どういうことだろうね…」
珀「なに?なんかあった?」
烏「俺にもよくわかんねーんだよなー。」
谷「ま、まぁ…世の中には3人はいるって言うし…ね…」
玲「いや…自分でもびっくり…こんなことってあんのか…?」
烏「実際そうなんだから…そうなんだろうな。」
谷「玲於…?兄弟いるとか聞いたことあるかい?」
玲「い、いや…」
ドッペルゲンガー!?ってやつ!?
綺麗に洗われた珀の顔は
俺とそっくり…自分でもそう思う。
自分が現れたかと思ってビビった…
状況が理解出来てない珀は
「?」
となって、その場に立っている。
玲「……きもい…くらいなんだけど…」
谷「すごいね…」
烏「だな…」
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