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一緒に寝ようよ。
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チュッ…クチュッ…
いやらしい音がなってしまって
俺は余計に恥ずかしくなる。
頑張ってキスをしているつもりだけど
どうしていいかわからないから
ひたすら同じことの繰り返し。
「ふふ…可愛いんだから。」
「う、うるせぇっ!!」
もう無理。
そう思って唇を話すと おっさんが笑う。
そしてまたおっさんは抱きついてくる。
「んー、玲於いい匂い。」
「わかったから!!…もう寝ろよっ。」
おっさんといると自分のペースというかなんというか…
そういうのがいつも乱される。
どうしようもないくらい胸が熱くなって
ぎゅーってなって…。
「このまま寝たいなぁ。」
「あほか!!俺が寝れねぇし!!」
「じゃあ一緒に寝てくれる?離れないで、くっついて寝たいなぁ。」
「わ、わかった…から…とりあえず今は離せ!!すぐ布団敷くから。」
「早くしてね。おじさん、寂しくて干からびちゃうから。」
またわけわかんねぇこと言ってるし…。
酔っ払っているときのおっさんはなんというか
思ってることをそのまま言って伝えてくるし
してほしいことも要求してくる。
普段は言わないことも全部。
そんなに普段は俺に気を遣ってるのか?
それとも他の理由?
普段聞けないおっさんの気持ちを聞けて嬉しい半面、
そんなことを気にして少し不安になる。
俺はおっさんにそんなに我慢させてんのかって。
とりあえずおっさんが早く早くってうるせぇから
布団を敷く。
今日は1組でいいか…。
敷布団と掛け布団、枕を出して
畳の上に敷く。
「おっさん、準備できたー。」
「…………。」
「おっさん?」
呼びかけても返事がない。
…寝た?
…まじかよ……
移動させねぇと…風邪引くじゃん。
俺はおっさんに近づいた。
壁にもたれかかって頭だけ下がってるおっさんの元に。
こんな寝方したら首痛くなるじゃんか…。
「つーかまーえたっ」
「…っ!?」
寝たと思っていたおっさんは起きていて
腕を引っ張ろうと触った瞬間
おっさんに抱き寄せられた。
「早くしてって言ったのに。遅いよ?」
「遅くねぇから!!早く布団入れ!!」
「はいはい、玲於も一緒に入ろうねー。」
ニタニタ笑いながら立ち上がれないのか
俺を引っ張りながら這いながら移動してる。
とりあえず俺も立ち膝状態でついていく。
そして自分で布団に入っていく。
俺と一緒に。
「暑い…」
「じゃあ俺は別で寝る!!」
「それはだめ。玲於の暖かさはないと寒いー。」
「意味わかんねぇし。」
ごそごそと動き始めたなと思ったら
着ていたものを脱ぎ始める。
「は!?なにやってんの!?」
「んー?暑いから脱いでるんだよ?玲於も脱ぐ?」
「俺は暑くねぇし!!」
「丁度よくなった。ほらほら、もっとこっちおいで。おじさん風邪引くでしょ?」
「だったら着ればいいじゃん…」
「もー、わかってないなぁ。口実だよ。こ、う、じ、つ♪」
「は?」
全くもって意味がわからない。
あほかこいつ。
結局おっさんはパン1の状態になった。
おっさんにまた抱きしめてもらってる。
おっさんの肌が暖かくて気持ちいい。
でもなんか恥ずかしくなる。
「玲於、やっぱ脱いで?」
「脱がねぇって!!」
「やだ。脱がないならこちょばすから。」
「あーもう!!わかったよ!!脱ぎゃいいんだろ!!」
今のおっさんは妙に甘えっ子でわがままで。
でもそれがまた愛おしくて。
結局俺はおっさんのわがままに付き合うはめになる。
「ふふふ…玲於暖かいね。」
「うるせぇ、変態。」
「気持ちいい…」
「………。」
肌と肌を合わせて互いに温めあって。
何やってんだか俺は…
「寝たくないなぁ…」
「早く寝ちまえ。」
「だって…おじさんさ、今すっごく幸せだから…玲於といるときはいつも幸せだけど今は特に…」
「そ、そんなん知らねぇよ…」
俺といるときはいつも幸せとか…
そんなん俺だって同じだし…。
「玲於、愛してるよ。」
「……お…俺も…」
チュッと頬にキスをされた。
急にいつもより声が低くなって
「愛している」という言葉をもらって
素直に嬉しかった。
今のおっさんが本当に素のおっさんなら
こんなにも俺のことを思っていてくれて
常にくっついていてほしいと思っていてくれて。
俺は本当に幸せだと思った。
少ししておっさんは先に眠った。
俺は愛してると言われてドキドキしてしばらく眠れなかった。
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