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また…ここはどこ?
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俺はあのあと異様な眠気に襲われ長い間眠った。
起きるとそこはまた知らない部屋だった。
また…?
ここは…どこだ?
ま、まさか!?
ベッドから起き上がり部屋を見渡すと
テーブルの上に紙が置いてあった。
〜〜~〜〜~〜~〜~〜~〜~〜~
こんな形になってしまってごめんね。
君を危険な目に合わせたくないんだ。
お金のことは心配しなくていいよ
置いてあるキャッシュカードからおろして好きなだけ使ってくれて構わないから。
暗証番号は××××だよ。
幸せになってね。
〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~
と、だけ書かれていた。
これは紛れもなくおっさんの筆跡。
…………………………ふざけんなよ。
俺が腹くくったのに何勝手なこと言ってんだよ。
紙がを握りしめ急いで外に出た。
…どこだ…
周りを見渡しても見覚えがない場所。
くそ…帰れねぇように知らない場所に…。
まじでふざけんじゃねぇよ…くそじじい…
部屋に戻り何か手掛かりがないか調べることにした。
荷物の入ったダンボール。
どこかに住所とか書いてねぇか…?
ダンボールの表面から内側までくまなく見て
中身も全部取り出し確かめる。
でも、何もなくて…何もわからなくて…
「くそっ…!!!なんなんだよ…」
涙が出る。
おっさんは勝手だ…
俺を幸せにしてやるとか言っといて…。
おっさん無しで…どうやって幸せになれって言うんだよ…
やっと…やっと幸せが手に入ったと思ったのに…
おっさんがそれを奪ってどうすんだよ…
「くそっ!!くそっ、くそっ!!……うぅ…」
床に座り置いてあったものを殴る。
悔しくて涙が止まらない。
俺が弱いのが悪いのか?
それとも俺はもういらないってことか…?
ぜってぇ探し出してやる。
探し出して1発ぶん殴ってやる…。
紙とキャッシュカードを握りしめ
外へ駆け出した。
今自分がどこにいるのかもわからないまま
ただひたすら走った。
おっさんのいる場所を探して。
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