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鍛え。
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…………。
目を覚ますといつもの天井が見え、少し安心する。
でも隣におっさんはいなかった。
「いて…。」
走りすぎたせいか
体を動かすと痛む。
おっさんどこ行った…
これでおっさんがいなくなったとか言ったら
この家ぶっ壊して
おっさん殺してやる。
「おはよう。」
麩が開き、聞きなれた声が聞こえ
再び安心する。
「おはよう。」
「ゆっくり眠ってたね。丸1日眠ってたよ。」
「まじか…ごめん。」
「謝ることなんてないんだよ?おじさんの方こそごめんね。」
「あんなこと2度とすんじゃねぇぞ…くそじじい。」
「わかったよ。おじさんは君の覚悟を軽く見てしまっていたみたいだ。」
ほんとだよ。俺はもう腹くくった。
俺はおっさんより強くなる。
いつか俺がおっさんを守ってみせる。
「腹減った。」
「ご飯、できているよ。食べようか。」
痛い体をどうにか動かしおっさんについていく。
一緒に昼飯を食って、いつもと同じように会話をする。
この時間が何よりも幸せに感じた。
それから俺は何日もかけ
体力作りやら、なんやらかんやらいろんなことをやって
自分の体と心を鍛えていった。
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