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谷口が大好き。
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「おはよー」
「おはよう。てん…、れ、玲於…」
あぶねー…天使って呼んだらバレるよな?
言動行動には気をつけねぇと…。
普段の谷口みたいにしときゃいいんだろ…?
って、普段のあいつ知らねぇよ俺!!
なんかこう…ふわーっとおっとーりと…した…感じ…か…?
「朝ご飯…食べ…ようか?」
「うん。食う。…っつか、なんでそんなにカタコトなんだよ?」
「いやぁー、ごめんねー、まだおじさん寝ぼけてるみたいだー。ははは」
あー!!もっとこう、ナチュラルにならんもんか!?
くそ…谷口ってどんな感じなんだよ!?
「おっさん、体調でも悪いのか?」
「うっ…」
布団で横になりながら
俺を心配し、おでこに手をあててくる天使…
やべぇわこれ…
「だ、大丈夫だよ。」
「そうか?顔、赤いけど?」
だめだ…普段の俺のペースが保てない!!
いつもの俺に対する接し方とはまるで違う…
谷口にならなきゃいけねぇし
天使は俺を谷口だと思ってるから
こんな接し方するし…
どうすりゃいいんだ…
「め…あ、ご、ご飯食べようか!!」
「食うー。」
ーーーーーーーーーーーーー
「ほら、ご飯つぶつけてる。」
「う、うっせぇな!!わざとだし!!」
…可愛い。
頬に米粒つけて
わざとだ!!とか…
取ってやったら顔真っ赤にするし。
ほんと、毎日こんな生活したいわ。
「あ、おっさん!!今日は前からデート行くって約束してたよな!!」
「え!?あ、あぁ、そうだね。」
「あー!!忘れてたんじゃねぇだろうな!?」
「わ、忘れてないよ!!…どこ行こうか?」
「どこでもいいー。」
「そうか。わかった。」
どこか行くっつってもなー…
俺の財布は谷口が持ってるはずだし…
しゃーねぇ。取りに行くか。
「あ、あのさ…玲於。どこか行く前に寄り道してもいいかな?」
「寄り道?べつにいいけど。」
「じゃあ、準備して行こうか。」
「あ、俺風呂入ってから行くわ。」
「風呂?一緒に入ろうか♪」
「ばっ、ばかじゃねぇの!?誰が一緒に入るか!!変態じじい!!」
そんな事言って、顔真っ赤にしちゃって。
内心一緒に入りたかったりして。
顔を真っ赤にした天使は、着替えを持って風呂に入りに行った。
天使はほんとに谷口が好きなんだな…
相手が俺だったらぜってぇあんな顔しねぇし。
なんか悔しい。
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