アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
自業自得。
-
布団を2組用意してそこに寝てるおっさん2人。
変な光景だわ。
両方イケメンで両方組長。まぁ30こえたおっさんだけど。
そして俺は片方の若頭。
こんなことってある?
対立してるはずの組の長が無防備に揃って寝てるなんて。
…今は仕方ないか。
スースーと寝息をたて、眠る2人。
今は烏丸がおっさんで…おっさんが烏丸で…
おっさんの顔を見るとキスしたくなる。
けど、おっさんはおっさんじゃないから…
でも烏丸にはしたくないし…おっさんだけど…
あーーー!!もうわけわかんねぇ!!
複雑で頭がごっちゃになる。
おっさんに抱きつきたいのにそれができなくて
なんだか寂しい。
このまま戻らなかったらどうしよう…
「おっさん…」
怖くなって涙が出た。
俺はおっさんと烏丸から離れ別室へと行くことにした。
見てると余計な考えが…
あー…もう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その頃問題のおっさん2人は。
(…どうするよ!?天使が泣いてたぞ!?)
(どうするって、あなたが持ち出したことじゃないですか!!早く戻してくださいよ!!)
(んな事言われたって、俺だってわかんねぇんだよ!!)
(わかんないじゃありませんよ!!どうにかしてくださいって!!)
と、まぁ…こんな感じで小声で言い合いをしていた。
谷口、烏丸…共に焦っていた。
1人の子供を泣かせてしまう程、不安にさせてしまっている。
たった1人の子供のために
大の大人、しかもヤクザのてっぺんにたつ人間が2人…
悩んでいる。
まぁ自業自得っちゃー自業自得。
人間を賭けてギャンブルみたいなことをするのが悪い。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
48 / 158