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繋がれたペット。
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「……ん…」
目覚めるとそこは普通の部屋。
また頭が痛い。
ふと見ると普通の部屋に似つかわしくない物が多々あった。
玩具やロープ…
そして普通の扉の内側は鉄格子。
なんだこの部屋。
起き上がると俺は違和感に気がつく。
首輪…そして鎖がベッドの端に繋がれていた。
…なんだよこれ。
ふざけんなよ。
外そうと思っても首輪は南京錠みたいなのがついていて外せない。
鎖も切れそうにない。
どういう趣味してんだよ。ここの奴らは。
「おー、ペット様のお目覚めか。ほら、餌だぞー。」
「は?」
そういいながら部屋の中に入ってきた男。
低いテーブルの上に食事がのったトレンチを置いた。
「これ外せよ。」
「それは無理だな。お前は一生ここにいることになる。」
「ふざけんな、悪趣味野郎が。」
くく…と不気味に笑いながら部屋を出ていった。
変なのを嗅がされたせいで頭は痛いしおまけに喉が乾く。
さっきの男が置いていった食い物。
毒が入っていないか…とも思ったけど
このままここに居させるつもりなら入っていないだろう。
そう思った。
俺は心底もう諦めているからか
恐怖というものが微塵も湧いてこなかった。
飲み物だけ。
とりあえず飲んでみる。
グラスに入った飲み物を一気に飲み干した。
…………なんだこれ。
不味…
甘ったるい味が口いっぱいに広がった。
…酒か?
こんなもん飯と一緒に出すなよ。
麦茶とかににしとけよな。
何にも納得のいかないまま
俺はその場に横になり少し眠ることにした。
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