アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
鉄格子の先には。
-
ぜってぇ谷口は突っ走る。
そう思った俺は目的地に着いて元旅館の前にいる谷口の腕を掴んでる。
こいつが我を忘れるととんでもないことになりそうだ。
普段の谷口を見てたら結構冷静でいてくれそうだが。
いつもばっちり髪をセットしている谷口は
今日はそのまま…
初めて見た。
何年も前から知ってる奴だけど…
「玲…於……」
こんな谷口は初めてだ。
明らか焦ってる。
だからどうなるか…俺にもわかんねぇ。
俺が本気の谷口を止めれるか…?
「お前ら行くぞ。」
「「はい!!!!」」
谷口んとこの奴らと
俺のとこの奴らがまとまってぞろぞろと中に入る。
「玲於!!」
「お、おい!!谷口!!」
くそ…俺の手を振りほどきやがった。
まずいな…
とりあえずこの辺の奴らを片付けて…。
ーーーーーーーーーーーーーーー
玲於…玲於…玲於……
早く…早く玲於を助けなきゃ…
頭の中はそれでいっぱい。
向かってきた奴らを殴り倒し
玲於を探す。
あ…きっとあそこだ。
扉が開いていて鉄格子が見える。
玲於!!
鉄格子を開け、中に入る。
信じられない光景が…目の前に…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
59 / 158