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帰り。
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一応舎弟たちにバレたらまずいだろうと
そのへんを考え 俺が運転し
谷口と天使を後部座席に乗せた。
ルームミラーをちょいちょい見ているけど
さっきからずっと谷口は自分を背もたれにしている天使を抱きしめてる。
悔しそうな顔をして…。
それを見るとなんか切なくなってきた。
谷口がこんな顔をするなんて。
「はぁ…はぁ……ッ…ん…」
「玲於…」
天使は辛そうだ。
なんかエロ…とつい思ってしまう自分は
あいつらと同レベルだな。
今の谷口には話しかけられないな。
天使しか見えてねぇ。
きっと自分の不甲斐なさとかを悔やんでるんだろうな。
「おっ…さん…血…でてる…ッ」
自分も辛いはずなのに
谷口の心配をする天使。
…こりゃ無理だ。
こいつらの仲をさくなんて俺にはできない。
ってか、どうやっても離れないだろうな。
こんなにも想いあってちゃ
俺の入る隙なんてねぇわ。
そんなことを考えながら谷口達を家まで送り届けた。
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